なぜ手袋やアクリル板が流行? 生きづらい世界を作る #健康警察

市川衛
医療の「翻訳家」

あちこちで見かける仕切り板※画像はイメージです。

新型コロナ禍のいま、「他人の健康行動」について、ついつい気になっちゃう人、増えているみたいです。「感染症をうつされないよう、身を守るのは当たり前だろ」という声も聞こえてきそうですが、実際の知り合いならまだしも、テレビやSNSの世界にいる「見ず知らずの他人」の行動にまでひとこと言いたくなってしまうというのは、不思議なことでもあります。

テレビではおなじみのアクリル板や、お寿司屋さんがつけるビニール手袋は、誰を何から守っているのでしょうか? 医療ジャーナリストとして10年以上、取材/発信してきた私の中にもある、「他人の行動にひとこともの申したくなってしまう気持ち」。それを自分の中の #健康警察 と名づけて、考えてみることにしました。(医療ジャーナリスト・市川衛)

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