バブル横目に修行、震災後にコロナ…料理人が見た飲食業界の40年

自粛期間中に生まれた「宅配キット」が教えてくれた〝料理の本質〟

安倍季実子
ライター

ルヴェソンヴェール本郷店の伊藤文彰シェフ

伊藤文彰さんは、40年間、料理の道一筋に歩んできました。大学中退後、実家のレストランに就職。バブルの波に乗れなかった90年代を経て、その後、やってきたレストランウェディングでは客層を広げ店舗を拡大します。東京にも進出して、順調に見えた矢先に起きた東日本大震災によるキャンセルの嵐。そして、現在、立ち向かっているのが新型コロナウイルスです。浮き沈みの中、伊藤シェフが見つけた料理の本質とは何か。その半生を聞きました。(ライター・安倍季実子)

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