菅さん、長期政権の呪縛は解けますか?さわやかなハリス演説との落差

夫婦別姓、答弁で添えた「責任」という言葉

南彰
朝日新聞記者

11月11日に東京駅前であったフラワーデモで火がともされたランタン。会場に自民党議員の姿はなかった=南彰撮影

【金曜日の永田町(No.3) 2020.11.13】
「While I may be the first, I won’t be the last.(私は初の女性副大統領になりますが、最後の女性副大統領にはならないでしょう)」。女性として初。またアフリカ系・アジア系としても初のアメリカ副大統領就任が確実になったカマラ・ハリスさんの演説は、多様性が尊重される政治や社会に向けたメッセージとして、国内外で大きな反響を呼びました。ところが日本の国会では、女性たちの切実な訴えが込められた署名の受け取りすら拒否されて問題になっています。ハリスさんにあって、日本の国会に欠けているのは――。朝日新聞政治部の南彰記者が金曜日の国会周辺で感じたことをつづります。

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