末期がんでも続く平凡な物語「おならプー」に喜ぶ親子、マンガに

のめり込まず支えきる「抗がん剤の間に描いた」ほのぼのさ

「プー、出たよ~」。おならが出たことを笑顔で報告する母と、それを喜ぶ娘の様子がコミカルなタッチの四コマで描かれます。でも、母は「余命宣告」を受けたがん患者。それでも変わらない大切な日常を描いたマンガは、クラウドファンディングの支援に支えられ一冊の本『てるてる坊主食堂』(風濤社)になりました。「もっといい選択があったかもしれない」という悩みもぶっちゃける姿からは、「平凡な小さな物語」の価値が伝わってきます。

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