「一人で生きられない」のは罪? 祖父の葬儀で見かけた白杖の人たち

頼ることを恥じなかった私のヒーロー

興津 洋樹

鍼治療をしている20代の頃の祖父

「一人で生きていけないなら、死んだ方がいい」。障害や難病を持った人が巻き込まれる痛ましい事件が起きるたびに、ネット上でそんな言葉を見かける。でも、それは違うといつも感じる。そう思うのは、障害があって一人で生きられなくても、人に頼り、頼られ、必死に生き抜いた「ヒーロー」が身近にいたから。(朝日新聞記者・興津洋樹)

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