「受け口」の見た目、悩み続けた少年 リアルに描いた映画監督の願い

岩井 建樹
朝日新聞 相続会議編集長

受け口に悩む主人公の光

「おまえ、いつも口を隠してるよな」。特徴的な見た目をからかわれ、深い孤独を抱える少年を描いた短編映画があります。映画監督の岡倉光輝さん(32)が制作した「アマノジャク・思春期」です。岡倉さん自らの体験を投影した作品で、岡倉さんは「見た目に悩み、自己肯定感の低いまま十代を過ごした」と言います。映画では、少年と周りの人たちとの断絶が描かれます。少年の未来に希望はあるのか。岡倉さんに尋ねました。(朝日新聞記者・岩井建樹)

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