「ものまね」変えた偉人たち コロッケの妄想、タモリなりすまし革新

「メインになれない芸」が一大ジャンルに、新世代で進む「ハイブリッド化」

鈴木旭
ライター

五木ひろしの顔マネをするコロッケ

お笑いには欠かせない芸の一つである「ものまね」は、江戸時代にまでさかのぼる歴史がある。1920年代にラジオ文化が花開くと古川ロッパが「声帯模写(せいたいもしゃ)」と称して再流行。テレビ時代の1970年代後半、タモリが革新を起こし、1980年代には、コロッケら「ものまね四天王」がエンタメジャンルとして確立させた。時代の機微を取り込み、時に「金脈」を掘り当てることで進化してきた、ものまねの歴史をたどりながら、その魅力について考える。(ライター・鈴木旭)

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