バカルディの運命を決めた「笑いの尺」黄金期は20分、今は30秒でオチ

バカルディー時代の三村勝和(左)と大竹一樹(右)=1993年

かつては、ザ・ドリフターズとコント55号、『ひょうきん族』と『加トケン』がしのぎを削っていたコント番組全盛の時代があった。潤沢な予算と20分を超える舞台で花開いた黄金期。しかし、1990年代以降の若手芸人は「ショートコント」主流の時代へ入り、数十秒でオチを求められることに。テレビの世界で起きる目まぐるしい変化にバカルディ(現・さまぁ~ず)のようなコントメインの芸人は翻弄(ほんろう)されることになる。お笑いの「尺と質」の軌跡をたどる。(ライター・鈴木旭)

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