福島県民に9年間、聞き続けた「質問」 結果が語るシビアな現実

○○の世論
朝日新聞世論調査部

国道114号から飯舘村へ行く道路は、フェンスで封鎖されたままだ=2020年2月23日午後0時36分、福島県浪江町、斎藤徹撮影

「福島県で元の暮らしができるのはいつですか?」。震災発生後の2011年から、福島県民に聞き続けてきた調査があります。直近の調査で「10年ぐらい」と答えた人は17%いましたが、最も多かったのは「20年より先」というものでした。「もう事故前のような社会に戻ることはない」。東京電力の福島第一原子力発電所での爆発事故をシビアに受け止める地元の気持ちの移り変わりを追いました。(朝日新聞記者・四登敬)

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