台風の夜、長野県防災が「思い切ったツイート」をできた理由

奥山晶二郎
サムライトCCO

長野県危機管理防災課の窪田優希さん=岡林佐和撮影

ツイッターが災害時に情報を伝える手段として大きく注目されたのは2011年の東日本大震災でした。その後、情報が本当かどうかわからなかったり、古いままの内容が拡散したりする課題も浮き彫りになりました。大きな台風に見舞われた2019年、話題になったのが救助を求める人に「必ず助けます!」と呼びかけた長野県が運用する「長野県防災(@bosainaganopref)」です。かたいと呼ばれる「お役所」のアカウントが、なぜ、思い切った決断を下せたのか。そこには、あえてツイッターだけで完結させないという「わりきった」発想がありました。

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