中国に新たなエコの動向 教科書の「プラスチックカバー」にノーを

rong zhang

プラスチックカバーをつけた中国の小学校の教科書

中国の新学期に合わせてよく見るのが、教科書カバーの買い出しです。毎日使う教科書を大事に使うため生まれた伝統ですが、親が手書きで名前を書いてくれたり、イラストを描いたりしてくれた記憶は、多くの中国人にとって大切な思い出になっています。しかし、近年、便利なプラスチックカバーが主流になっています。そんなプラスチック製の教科書カバーに対して、今年10月、当局が一斉に「ノー」を突きつけました。理由は環境への配慮。現地のSNSで巻き起こった反応から、中国で進む環境問題の意識の高まりについて考えます。

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