かなわなかった末期がんの願い スナメリ「大ちゃん」の海岸へ

母親の上崎美代子さんがスナメリを観察していた海岸で、思い出を話す竹下美由姫さん=9月5日、山口県下関市、山田菜の花撮影

「大ちゃん」と名付け、声をかけてかわいがったスナメリにもう一度会いたい。「近代捕鯨のまち」として知られる下関の関門海峡で、がんを患いながら、スナメリに愛情を注いだ女性がいました。病が進む中、女性はスナメリのために「最期の仕事」に取りかかります。女性の思いを、今、家族が引き継ごうとしています。(朝日新聞下関支局記者・山田菜の花)

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