「夢をあきらめてもいい」車いすを強みに起業した社長の気づき

鈴木洋和

垣内さんは日本財団パラリンピックサポートセンターのオフィスの設計の助言もした。通路の幅やカウンターの高さなど細かく注文した。椅子と椅子の間は車いすが通れる幅になっている=2016年1月21日、金川雄策撮影

【8/26無料イベント開催】しんどい子が安心できる「居場所」を考えます

ユニバーサルデザインのコンサルティング事業を展開する「ミライロ」社長、垣内俊哉さん(30)は生まれつき骨がもろく、折れやすい病気です。車いすに乗り、これまで20回ほど骨折。絶望のあまり、自殺を試みたこともあります。そんな時、自分の居場所を見つけるきっかけをくれた出会いがありました。「生きる勇気を与えてくれるのは1冊の本かもしれないし、1曲の歌かもしれません」。死に物狂いのリハビリをしても歩けるようにならなかった垣内さん。車いす生活を「強み」に変えられた理由を聞きました。

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