聖火リレーなのに…元気がない理由、ひび割れた聖火台の数奇な運命

1964年10月1日、新潟県営陸上競技場に着いた聖火から、縄文式土器をかたどった聖火台に点火された

日に日に近づく東京五輪ですが、開会式までのハイライトと言えば聖火リレーです。1964年の東京五輪では、各地の聖火台の写真が残っています。その中の1枚、新潟県の聖火リレーでは県のシンボルとも言える巨大な土器の前に制服姿の生徒たちが並んでいます。しかし、世紀のイベントにしては、どこか浮かない顔です。実は、撮影の直前、新潟は大きな悲劇に襲われていました。東京五輪にまつわる「もう一つの聖火台」の物語を追いました。(地図地理芸人・こばやし)

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