声を失う……その時、一番恐れたこと 難病患者が伝える言葉の価値

朽木誠一郎
朝日新聞デジタル企画報道部記者

(左)ロボット研究者の吉藤オリィさん、(右)一般社団法人『WITH ALS』代表でALS患者の武藤将胤(まさたね)さん。都内の武藤さんのオフィスで。=朽木誠一郎撮影

「行ってきます」「ありがとう」「いただきます」そして「好きだよ」――生活の中で意識せずに発している「声」。それが出せなくなった自分を、想像できるでしょうか。

失わないと実感しにくい、声の役割。常にその可能性と隣り合わせのある難病の患者と、テクノロジーで患者をサポートする研究者に「声を失う」ことについて話を聞きました。

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