「妻が目立つのは迷惑だ」「私は決めた」初めての選挙、母の決意

事務所に集まったママたちが、後援会の案内チラシを折り続けた(一部にモザイクをかけています)=3月下旬

 わたし、まちの議員をめざす。小学生の娘を育てる女性が、そう決意した。地盤も、地区の推薦も、十分なお金もない。この春、初めての選挙へ走り出した。「妻が目立つのは迷惑だ」という夫を「私は決めたので」と説得。節約して準備した資金は20万円。朝晩の「辻立ち」はできない。長野県内では4月14日と16日、補選を含め計35の市町村議選が告示される。子育てをしながら議員をめざす、ある女性の挑戦を追った。(朝日新聞長野総局記者・大野択生)

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