おひとりさまが「がん患者」に……遺品の手帳に記されていたこと

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

浦野芳子さんが手帳に残した言葉

 死後、見つかった手帳には、死への不安や心の整え方がつづられていた——。2017年8月に54歳で亡くなった一人の女性を支えていた妹や仕事仲間が、当時の様子を語ってくれました。医療費や生活費といった家計の不安から一時期トリプルワークも。単身者のがん患者を取り巻く厳しい療養環境も浮かび上がってきました。「おひとりさま」と言われる単身者の知人に、がんが見つかり、予後が厳しいとなったら、みなさんはどうしますか?

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