「おひとりさま宣言」したら、世界が広がった アラサー編集者の1年

丹治翔

昨年に続き編集を担当したKADOKAWAの中村茉依さん

 日本中のぼっちが幸せでありますように――。そう願いを込めて今月発売されたのが「おひとりさま専用Walker2019」(KADOKAWA)です。手がけたのは昨年と同じアラサー女性編集者。「本をきっかけにおひとりさまを公言するようになったら、日常の見方が変わりました」。一人客に向けたサービスが充実している店の多さに気づいたり、本の反響で多くのおひとりさまに出会ったりして、世界が広がったと言います。そうして得た気づきも盛り込み、「一人だからこそ得する、役立つ情報」を全国から集めた今回の一冊。発売から3日後には重版がかかり、好評だった昨年を上回る売れ行きを見せています。

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