何やってもうまくいかない「平成元年生まれ」を救ったシンプルな答え

高野 真吾

夜遊びで荒れていた2016年夏ごろ、都内の路上で寝そべる上野鷹秋さん=上野さん提供

 引きこもりから始まり、若はげ、ブラック職場、風俗狂い、借金、夜逃げまで。人生における六つの試練を、20代でコンプリートした平成元年生まれの男性がいます。自暴自棄になってもおかしくない中、助け舟となったのは好きなアニメ制作への情熱でした。新元号の時代が近づく今、彼は訴えます。「不器用にあがいていくしかないのです」(朝日新聞記者・高野真吾)

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