「帰ったところで、国籍がない」ロヒンギャ難民、それぞれの人生

染田屋 竜太
ヤンゴン支局長兼アジア総局員

話を聞いたロヒンギャ難民の人たち

 2017年8月、ミャンマー政府が、少数派イスラム教徒ロヒンギャの武装組織への掃討作戦を開始してから、すでに70万人のロヒンギャが国境を越え、難民としてバングラデシュに逃れた。「迫害された難民」とひとくくりにされるロヒンギャだが、それぞれの人生を生きている。キャンプで、難民の声に耳を傾けた。(朝日新聞ヤンゴン支局長兼アジア総局員・染田屋竜太) ※文中の敬称は略しました

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