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「そこそこやる」がワーママ? 評価が急落、時短で結果を出しても…

時短でも結果を出したつもりが評価は下がり、同僚ワーママは分かってくれず…。ナナセは「私、何のために頑張っているの…?」と自問自答します
時短でも結果を出したつもりが評価は下がり、同僚ワーママは分かってくれず…。ナナセは「私、何のために頑張っているの…?」と自問自答します 出典: マンガ「〝ワーママ〟は成長教に入信している」

時短でも結果を出したつもりが、上司からは「パフォーマンス落ちてるよね」と言われてしまった、働くお母さんのナナセ。人気マンガ「夫は成長教に入信している」を描いた紀野しずくさん(原作)・北見雨氷さん(作画)が、子育てしながら働く女性「ワーママ」を主人公に、「〝ワーママ〟は成長教に入信している」を描きました。4回連載の3回目です。

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「どこのワーママ様って感じでしょ」

「成長教」とは、どんな時でも成長を意識し、理想を追い求める宗教――。

育休中もリスキリングに励み、「産休前にひけをとらない、それ以上に頑張った」と自信を持って、上司との1on1に臨んだ、秋野ナナセ。

「もしかしたら昇格できるかも」とさえ思っていましたが、上司からは「今回の査定はE」と衝撃の結果を伝えられます。

「全体の評価テーブルにのせると、お子さんのことで休み多いし、遅刻・早退でパフォーマンス落ちているよね」

「ワークライフバランス考えて、細く長くで考えていったら」

同僚のワーママに分かってもらおうと相談したものの、「時短させてもらった上、テレワークも認めてもらってるじゃん」「配慮してもらった上に昇格、どこのワーママ様って感じでしょ」と言われてしまいます。

「あんたが成果出せば出すほど、私みたいな他のワーママも成果もっと求められるんだからね」

ナナセは「そこそこやるのがワーママなの? 何のために私頑張ってるの…?」と自問自答してしまうのでした。

同僚から「そんなに働くな」って言われて…

マンガ「ワーママは成長教に入信している」原作者の紀野しずくさんは、次のように語ります。

「時短勤務だと評価はなかなか上げにくいって言われちゃった」

育休からの復帰間もない友人から、その言葉を聞いた時は耳を疑いました。

別の会社で働く友人は、「結果は出しているつもりだったんだけどな」と振り返りつつ、「働くお母さん同士の同僚からは『そんなに働くな』って言われちゃった」と語ったのです。

私は、もはや怒りを通り越して虚無の思いに――。

子育てしながら働くという同じ境遇の仲間に、そんなことを言って足を引っ張っても意味がないのでは…。

そんなやり場のない感情を抱えましたが、忙しい友人は次のミーティングのために足早に立ち去りました。

「時短勤務でも評価は落とさない!」と頑張っても、実際には壁がいっぱい。

壁のいくつかをマンガを通して描くことによって、働くお母さんが少しでも楽に働けたらなぁと願います。
原作:紀野しずく(きの・しずく) 北海道生まれ。マンガ原作者。noteで連載していた成長教をきっかけに、コミックDAYSにて「夫は成長教に入信している」を連載(https://amzn.to/3UeUHzc)する。Xアカウントはhttps://twitter.com/kino12kino3

作画:北見雨氷(きたみ・うひょう) 北海道生まれ。北海道で教員をする傍ら、漫画制作を行う。コミックゼノン第二回一芸突破漫画オーディション「父のあかり」でデビュー。2021年に教員を退職し、本格的な創作活動に入る。代表作「夫は成長教に入信している」で作画担当

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