「そんなかんたんじゃない」 不登校の子、日記で本音伝えた

宮崎亮

「生活綴方(つづりかた)」について研究してきた神戸大大学院准教授の川地亜弥子さん

 学校の友だちに気を遣い、本音を言えない窮屈さを抱えている子どもがいます。放課後にもう1度、友だちと会って遊ぶのが疲れるという子も。でも本音をため込んでいると、しんどさは募るばかり。いつか無理が来てしまうかもしれません。そんな中、自由に作文を書き、それをクラス全員で読み、感想を言い合う「生活綴方(つづりかた)」が注目されています。他人の評価を気にしがちな時代。本音を引き出せる「生活綴方」について研究してきた神戸大大学院准教授の川地亜弥子さん(43)に、文を書き、読み合うことの意味を聞きました。(奈良総局記者・宮崎亮)

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