「不適正AV」業者が新団体、監督語る「表現の自由」 支援団体は…

健全化に向け「適正AV」という枠組みを掲げるアダルトビデオ(AV)業界で、「不適正AV」とされた業者が新たな団体を立ち上げました。一方、被害者を支援する団体は「冷めた目」でいます。

高野 真吾

「不適正AV」業者を集め新団体を立ち上げた安達かおる監督=高野真吾撮影

 健全化に向け「適正AV」という枠組みを掲げるアダルトビデオ(AV)業界で、「不適正AV」とされた業者が新たな団体を立ち上げました。突然できた「適正AV」が「基準」になることへの不安や「表現の自由」が脅かされるとの心配が背景にあるためです。内部で「適正・不適正」をめぐる主導権争いをしているように見える動きに対し、AV強要問題の被害者を支援する団体は「冷めた目」でいます。(朝日新聞記者・高野真吾)

続きを読む