海女王国の三重、なり手が70年で1割に 収入源のアワビ不足が直結

再現された御潜神事で一斉に沖に向かう海女たち=2013年、三重県鳥羽市

 2013年のNHKの連続テレビ小説「あまちゃん」で注目された海女。その数が日本一多い三重県で、なり手が減り続けています。鳥羽市立海の博物館が今月発表した昨年の海女の数は660人。記録がある1949年と比べると1割にまで落ち込みました。近年の減少の背景には収入源となるアワビやサザエ、ウニなどの漁獲量が減っていることがあるとみられています。(朝日新聞伊勢支局長・安田琢典)

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