被災地のミュージシャンが背負った「バブル」 7年経っても歌う理由

岩崎 賢一
朝日新聞VMエディター

LAWBLOWの魂の叫び。菅原盾さん(左)と里見和哉さん(右)=2018年3月11日、東京都府中市

 東京近郊のけやき並木沿いにある広場に集まった人たちに、音楽ユニット「LAWBLOW」のMCは語りかけました。「ライブって楽しいところでしょ。わざわざ、あの時のことを歌って、思い出させていいのかな」。当時も今も岩手県大船渡市に住みながらメジャーデビューを目指す。2人を訪ねると、意外にも歌うのがつらい曲があると言って、この7年間の葛藤を語り出しました。

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