大相撲、明治維新直後に存亡の危機があった 「裸体禁止令」に力士は

東京150年

新横綱は最初に明治神宮で土俵入りを奉納する。明治天皇の「天覧相撲」で、人気が下火だった大相撲が救われたことへの感謝ともいわれる。中央は白鵬=2007年6月、明治神宮

 元横綱・日馬富士の暴行問題に端を発し、土俵外での騒動で揺れる大相撲界。歴史をさかのぼると、明治維新直後は「裸体禁止令」が出され、「相撲絶対禁止論」が吹き荒れるなど、存亡の危機にありました。その危機を乗り越えたのは、力士たちの必死の粘りでした。(朝日新聞記者・抜井規泰)

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