「酷道」はロマンの宝庫 32万キロ走破したマニアが見つけた境地

沿道の標識がひしゃげたままの国道157号=福井県大野市、2017年6月撮影

 国道なのに、道幅が狭くて舗装も粗く、まるで「酷道」――。そんな嫌みたっぷりな呼び方をされる道路が、実は全国各地にあります。ネット上では「壮絶すぎる」「最凶」といった、まさに酷いコメントが並んでいるのですが、「走ってみた」という投稿動画もたくさん出てきます。険しい道なのに、どこが人をひきつけるのでしょうか。地球8周分の道路を走ったという国道愛好家にその魅力を聞きました。(朝日新聞記者・井上裕一)

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