帰還困難区域、無人カメラが見た光景は…原発事故「誰もいない名月」

中間貯蔵施設の建設予定地で、間もなく取り壊される住宅。家の前には子供用の自転車が残る=福島県双葉町

 東京電力福島第一原発事故から6年半余りが経った今も、夜間の立ち入りが禁止されている福島県双葉町の帰還困難区域。震災当日の姿をとどめる同区域を中秋の名月の10月4日夜、無人カメラで撮影した。設置したカメラは20台。総枚数1万6166枚の写真には月夜に照らされる街の姿があった。(朝日新聞映像報道部・竹花徹朗、小玉重隆)

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