もし尖閣を奪われたら… 北朝鮮だけじゃない難題、自衛隊が緊迫訓練

藤田 直央
朝日新聞編集委員

陸上自衛隊の水陸両用部隊約40人が7隻のボートで上陸を終え、LCAC(エアクッション艇)上陸に備え安全を確保する=11月12日、静岡県沼津市の米軍沼津海浜訓練場、藤田直央撮影

 安倍晋三首相と習近平国家主席の会談で北朝鮮問題での協力を確認した日中関係ですが、もう一つの難題、尖閣諸島(沖縄県)をめぐる緊張は続いています。周辺の領海に現れる中国公船の数は減らず、日本は南西諸島防衛を強めています。もし島を外国軍に奪われたらどう取り返すのか--。そんな想定で行われた自衛隊の訓練を取材しました。

続きを読む