父の葬儀、JASRACの壁 思い出の曲もダメ…著作権との関係は?

「葬儀に父が好きだった『江差追分』を流したいと言ったら、葬儀屋に著作権の問題が、と言われました」。2月に注目されたこのツイートの背景に迫ります。

長野 剛

シンガーソングライター、佐藤龍一さんが2月2日につぶやいたツイート

 大事な人との最期のお別れ。思い出の曲でお見送りしたい、という気持ちが土壇場で著作権を理由に断られるケースが出てきています。多数の楽曲の著作権を管理する日本音楽著作権協会(JASRAC)が「音楽を流すのは葬儀会社の営利行為」としていることの影響です。葬儀と著作権の事情を探りました。

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