夫なじる妻、心閉ざす娘 ギャンブル依存症映画が生まれた悲しい理由

ギャンブル依存症の人とその家族を描いた映画が、リアルすぎると話題になっています。観客からは、自分の記憶が呼び起こされ涙をおさえられない人も。

田中祐也

映画「微熱」から。借金を重ねながらパチンコに通う主人公

 ギャンブル依存症の人とその家族を描いた映画が、リアルすぎると話題になっています。依存症を経験した人からは「まるで過去の自分を見ているようだ」と驚きの声があがるほどで、劇場では、自分の記憶が呼び起こされ、涙をおさえられない人も。なぜ、そんなに生々しい描写になったのか。そこには監督が体験した悲しい記憶がありました。

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