ごんぎつねの街 80年経て現われた「リアルごん」喜びのあまり…

ウナギにまつわる物語の中で屈指の名作が新美南吉の「ごんぎつね」です。誕生から80年余を経て、南吉のふるさとに「リアルごん」が出現したのです。

nanoka yamada

「リアルごん」が出迎えてくれる新美南吉記念館

 今年の土用の丑は、7月24日と8月5日。その滋味は古くから愛され、万葉集などウナギにまつわる文学もあります。中でも、あの悲しい物語を挙げる人は多いのではないでしょうか。新美南吉(1913~1943)の代表作「ごんぎつね」。実は「ごん」、誕生から80年余を経て、南吉のふるさと・愛知県半田市に帰ってきたというのです。

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