お金と仕事
薬局のフリーペーパー、表紙が秀逸すぎ 頭痛=ヘッドロック?
薬局が発行しているフリーペーパーの表紙が話題になっています。編集長に企画の狙いを聞きました。
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薬局が発行しているフリーペーパーの表紙が話題になっています。編集長に企画の狙いを聞きました。
薬局が発行しているフリーペーパーの表紙が話題になっています。号ごとに「花粉症」「頭痛」といったテーマを特集しているのですが、それぞれに合った秀逸な画像が使われています。編集長に企画の狙いを聞きました。
調剤薬局を展開しているアイセイ薬局が発行するフリーペーパー「ヘルス・グラフィックマガジン」。毎号ひとつの症状にフォーカスし、医師や専門家が症状や改善方法を解説する季刊紙です。
最新号のテーマは「頭痛」。覆面プロレスラー風の男性がパソコン作業中の女性にヘッドロックをかけています。ちょっと痛みの種類が違う気がしますが、痛いことだけは十分伝わってきます。
2014年春号のテーマは「睡眠不足」。目をパチクリ見開いたフクロウがこちらを見つめています。目がさえて眠れないことの例えのようです。他にも「肌荒れ」ではモナリザの顔、「便秘」は桃、「眼精疲労」は目玉のおやじといった具合に、ひと目見ればテーマがわかるような表紙ばかりです。
毎回凝った表紙にする狙いは何なのか? ヘルス・グラフィックマガジンの編集長を務めているコーポレート・コミュニケーション部の部長・岩崎朋幸さん(41)に聞きました。
――なぜ表紙にこだわるのですか?
「薬局に置いてあるパンフレットは画一的なものがほとんどです。有益な内容であっても、手にとっていただかなければ伝わらないと思ったからです」
――どうやって表紙は決めているのですか?
「企画会議を開いて、100~150案ほど出して検討します。最新号の頭痛編は当初、『虐待っぽく見えるのでは?』と没になりました。その後、オフィスで仕事中のシチュエーションに変えることで、例え話だということが伝わる内容になったのでOKが出ました」
――反響は?
「毎回15万部刷っていますが、ほとんど無くなります。最近では薬局に用事が無い方がもらいに来られることもあります。ホームページ上でバックナンバーも見ることができますが、アクセスが集中してサーバーがダウンしたこともあります」
――今後の展開は?
「読んだ方のリテラシーが上がる情報の提供を続けて、いざというときに選んでもらえる薬局を目指したいと思います」