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マンガ

〝ゆびきり〟で飲む針は何本? 「ちょっと!」…クレームの理由は

痛っ!

小山コータローさんのマンガ「ゆびきり」
小山コータローさんのマンガ「ゆびきり」
リアルなのやめて…。漫画家・小山コータローさん(@MG_kotaro)が描くのは、どこか奇妙だけどなぜかツボに入る4コマ漫画。想像の斜め上からくる小山さんの発想力で、ちょっとダウナーな頭をやわらかくしてみませんか。
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小山コータローの4コマ劇場

「ゆびきり」

小山コータローさんの漫画「ゆびきり」
小山コータローさんの漫画「ゆびきり」

そう、すべては「舌打ち」からはじまった…

たびたびXでも話題になるギャグ漫画作家の小山さんに、漫画にちなみ、「舌打ちしたくなったこと」を聞いてみました。

舌打ちしたくなったこと…まあ普段からほとんど他人に怒ることがないので舌打ちしたくなることってあんまりないんですけど、自分に対して舌打ちしたくなることって結構ありますよね。

パンツはくときに足を納めるはずのところに全然狙いが定まらなくて、足でパンツの股間部分を1メートルくらい伸ばしてみたりしている時とか。

ショルダーバッグをしたまま車に乗り込み、シートベルトをしたあとになってショルダーバッグを外したくなって、シートベルトをしたまま外そうと頑張ったところ知恵の輪くらい絡まってしまったりする時もそうです。

また、今欲しいものすべてが、自分のいる位置から身を乗り出し指先をピンと伸ばしてあと1ミリ届かないところにあるのも本当に嫌になります。

気が付けば机の上にあと一口だけ残っているペットボトルが5本くらいありますし、この間も知人とご飯を食べにいきまして、僕は「初めて入るお店だなあ」と思いながら「うーん全部おいしそうで迷うなあ…これかな…いや…よし、今回はこれにしようかな!」といったところ「前回も同じ悩み方で同じもの頼んでたよ」といわれました。

かなり舌打ちものではありますが、舌打ちっていつ覚えていつからこんなにも自然に体が受け入れているんでしょうね。

もしかすると我々のDNAには「舌打ち(SHITAUCHI)」が刻み込まれているのかもしれません。マンモスの肉堅すぎて舌打ち、氷河期寒すぎて舌打ち、ティラノサウルスの手短すぎて舌打ち…そう、宇宙が生まれたと言う"ビッグバン”は舌打ちだったんです。

世界初の舌打ちがビッグバンだと思えば、僕がパンツをニューン!と足で伸ばすたびにコスモが生まれているのかもしれませんよ。

だとしたら、そんなきっかけで生まれた生命は本当に目も当てられないですね。

チッ

<こやま・こーたろー>
漫画家。「違和感」を作風とし、漫画家のSNS「コミチ」やXで毎日4コマ漫画を発信中。前後関係を無視したセリフや、突拍子もない理不尽な展開が得意。初の書籍『デリシャス・サンド・ウィッチーズ』(扶桑社)発売中。Xアカウントは@MG_kotaro

   ◇
漫画家・小山コータローさんの連載「#小山コータローの4コマ劇場」は原則週1回、withnewsで配信していきます。
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