ネットの話題
4月1日のネタだったはずが… 「酸素イッチ」実は注文できました!
コメントをもらうまで気づかなかったという広報担当者に話を聞きました

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コメントをもらうまで気づかなかったという広報担当者に話を聞きました
サンドイッチチェーン「サブウェイ」が4月1日に、エイプリルフールのネタとして発表した「酸素イッチ」。発表後、実は店舗でオーダーできることが判明し、SNS上で盛り上がりました。コメントをもらうまで気づかなかったという広報担当者に話を聞きました。
好きなブレッド、トッピング、野菜、ドレッシングを選んでもらうオーダーメイドスタイルでサンドイッチを提供してきたサブウェイ。
そんな会社のX(旧ツイッター)アカウントが4月1日、こんな投稿をしました。
「フレッシュな酸素をたっぷり挟んだ新商品『酸素イッチ』を発売します」
リンク先のプレスリリースには、商品についての詳しい説明も書かれています。
フレッシュな酸素をたっぷり挟んだ新商品
— サブウェイ (@subwayjp) March 31, 2025
「酸素イッチ」を発売します。
詳細はこちら🔽https://t.co/pzAlUikUvI#エイプリルフール pic.twitter.com/MEp23z8NZJ
文末に「4月1日はエイプリルフールです」と書かれていることから、どうやらジョークのようです。
ところが、Xの投稿に対して、こんなコメントが寄せられました。
「これがQ&Aにあるベジーデライトの野菜全部抜きか」
サブウェイ公式サイトの「よくある質問」には、「パンだけを販売してもらえるの?」という質問があり、こう答えています。
「ベジーデライトの野菜全部抜きがパンになります。価格は、ベジーデライトのサンドイッチと同じ価格です。お客様にとって割高になりますので、おすすめしておりません」
ベジーデライトは、シンプルに野菜をサンドした商品。
これを注文して「野菜全部抜き」とオーダーすれば、酸素イッチが再現できるのです。
「実は、お客様にコメントいただくまで気づきませんでした。カスタマイズして自分好みのサンドイッチを楽しむサブウェイのファンの発想の柔軟さに驚かされました」
そう話すのは、広報担当の土井英人さんです。
「ウィットに富む」というポジションを目指し、エイプリルフールに力を入れているというサブウェイ。
ボツになったネタとしては、スーパーカブに乗ってサンドイッチをデリバリーする「カブウェイ」や、赤ちゃんのためのサンドイッチ「バブウェイ」などがあったそうです。
「シンプルで簡単に理解できるもの、ブランドの象徴的なアイテムであるサンドイッチを使ったもので考えていきました」
心がけたのは、ブランドのメッセージである「Eat Fresh, Feel Good」を感じてもらえるかどうか、という点。
酸素イッチに決めてからも、複雑な説明はせずに、フレッシュさ前面に出した表現にしたといいます。
よくある質問に掲載するほど、「パンだけを販売して」という要望が寄せられているのでしょうか?
「毎日お店で焼いているパンを使っていることもあり、ご要望をいただくことはあります。一応、ベジーデライトの野菜抜きをご案内するのですが、実際にオーダーを受けることはほとんどありません」
投稿が注目を集めたことについては、こう話します。
「社内や協力会社様も含めて、アイデアやクリエイティブに時間をかけて準備してきたこともあり、大変うれしく思っています。『パンがおいしいから実現してほしい』というありがたいお言葉もいただき、毎日店舗でパンを焼いていて本当によかったと感じました。来年に向けても、しっかり準備をしていきたいと思います」
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