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もふくちゃんに聞く、「静岡ディアステージ」の展望や静岡の魅力
地方創生にこだわる理由は
アイドルグループ「でんぱ組.inc」を生み出したことでも知られる東京・秋葉原の人気ライブバー「秋葉原ディアステージ」。その新店が11月1日、静岡市に誕生しました。
1日のオープニングイベントにはディアステージ所属のアイドル・岡田彩夢さんが登場し、入場チケットは完売。来場者たちは料理を楽しみながら、岡田さんのライブで盛り上がりました。
でんぱ組のプロデューサーで、秋葉原ディアステージの立ち上げメンバーでもある福嶋麻衣子さん(通称もふくちゃん)に、新店の展望や静岡が持つ魅力を聞きました。(朝日新聞静岡総局・滝沢貴大)
今年の4月に大阪・心斎橋で開店し、「東京と大阪の中間でどこかいい場所がないか」と考えたとき、浮かんできたのが静岡でした。
東京から新幹線で1時間とほど近く、スタッフも様子を見に行けて、良いライブハウスもある。ライブツアーで大阪公演をすることも多いのですが、静岡に拠点があれば、その前後にお店を使ってなにかできるのもいいなと思いました。
それに、音楽プロデューサーのヤマモトショウさんや、彼がプロデュースしている静岡のご当地アイドルグループ「fishbowl」が静岡でアイドル文化を盛り上げているという話も聞いていました。ヤマモトさんはでんぱ組や虹コンに楽曲を提供してもらっていますし、一緒にお仕事をする機会も多く、これまでずっと仲良くさせていただいています。
ヤマモトさんの「地元・静岡を盛り上げたい」という思いは本当にすごいと感じているし、いち地方を若い人が「改造」していく様を見るのが楽しみだと思って。「ショウさんが仕切る静岡に乗っていきたい」という思いも強いです(笑)。
心斎橋ともまた違った、「変なお店」にしたいという思いがあります。静岡店はほかの店舗よりもコンパクトなこともあり、音楽好きな人たちが楽しめる「ディープな音楽スポット」になればという思いもあります。
アコースティックのライブとか、心斎橋でも、秋葉原でもできない「少人数でも濃いイベント」ができたらうれしいです。
あとは、静岡らしさも出していきたいです。実は、プラモデル好きのスタッフもいるので、みんなでプラモデルを作るイベントを開いたりとか、それを店内に飾ったりしてもいいなとか。あとは、いい静岡茶も仕入れたいです。
静岡には、これまでヤマモトさんやfishbowlさんたちが広げてきた場、「シーン」みたいなのがあると思います。そういうシーンを含めながら、ディアステージ独自の「濃いカルチャー」を秋葉原、心斎橋とも違う形で出していければと思います。
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