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「カメの常識を教えて」の質問に、飼育員の答えとは…「勉強になる」

カメの鱗板にはすべて名前が付いているそう
カメの鱗板にはすべて名前が付いているそう 出典: 道の駅 紀宝町ウミガメ公園のSNS投稿から

目次

三重県にあるウミガメの保護施設のSNSで、「カメの常識を教えてください」という質問に対する飼育員の答えが注目を集めました。その答えとは一体…? 取材しました。

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58枚「全部覚えたい」との声も

三重県紀宝町にある「道の駅 紀宝町ウミガメ公園」。ウミガメ保護を目的としている施設で、大きなプールで泳ぐウミガメを見たり、ウミガメについて学んだり、餌やり体験もできます。

先日、このウミガメ公園のSNSのある投稿が注目を集めました。その投稿とは、ある質問に対する飼育員の回答です。

投稿によると、「意外とみんな知らない、カメの常識を教えてください」という質問に対して、飼育員が回答。

その答えは、「カメの甲羅の鱗板(りんばん)には一枚一枚全てに名前が付いています。アオウミガメの場合、約58枚の鱗が甲羅を覆っています」というものでした。

質問コーナーの飼育員の回答とは?
質問コーナーの飼育員の回答とは? 出典: 道の駅 紀宝町ウミガメ公園のSNSから

かわいいカメのイラストとともに、その鱗板の名前も紹介されていて、投稿について、「飼ってたけど知らなかった」「勉強になります」「全部覚えたい」といったコメントが付きました。

ちなみに「鱗板」とは、は虫類のうろこがくっついて板状になったもので、甲羅の表面をおおっているものだそうです。

アオウミガメは約58枚の鱗が甲羅を覆っている
アオウミガメは約58枚の鱗が甲羅を覆っている 出典: 道の駅 紀宝町ウミガメ公園

種類によってうろこの数も違う

ウミガメ公園によると、この質問は少し前に質問箱に投稿されていたものだそう。1週間で10件ほど質問が来て、定期的に回答をしています。

飼育員の伊藤柊也さんは「カメの全ての鱗板に名前がついています。また、種類によって鱗板の枚数も異なっているんです」と説明してくれました。

今回話題になった鱗板ですが、アオウミガメを例にすると、甲羅の真ん中を縦に走る鱗板は上から項甲板(こうこうばん)、第一椎甲板(ついこうばん)、第二椎甲板、第三椎甲板、第四椎甲板、第五椎甲板、臀甲板(でんこうばん)…というように鱗板が並んでいます。

カメの全ての鱗板に名前がある。種類によって枚数も異なっている
カメの全ての鱗板に名前がある。種類によって枚数も異なっている 出典: 道の駅 紀宝町ウミガメ公園のSNSから

また、腹側には、喉甲板(こうこうばん)、肩甲板(けんこうばん)、胸甲板(きょうこうばん)などがあるということです。

伊藤さんは「投稿を通じてカメや生き物に少しでも興味を持っていただけたらうれしいです」と話しています。

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