ネットの話題
あの「うどんスープ」実は東西で違うCM 登場しないキャラは?
「うどん、うどん、うどんスープ!」。そんなCMソング、一度は聞いたことがあるのではないでしょうか。「ヒガシマル醬油」のうどんスープのCMですが、実は東日本と西日本バージョンがあることを知っていましたか?Xの投稿に反響が寄せられています。
「ヒガシマル、うどん、うどん、うどんスープ!」。そんな歌詞の耳に残る曲とともに、キツネやタヌキ、天ぷら、ウシのキャラクターが踊っている――。
そんなCMでおなじみのヒガシマル醬油のうどんスープ。先日、その秘話を明かしたヒガシマル醬油の公式Xの投稿が話題になっていました。
2011年春から放映しているうどんスープのCMは、実は東日本と西日本で違いがあります!両方見たことのある方はいらっしゃいますか?🦊
— ヒガシマル醤油【公式】 (@higashimaru_ss) September 12, 2024
左が東日本、右が西日本のCM画像です。
料理が違うのは、すぐお分かりかと思いますが、よく見るといないメンバーがいますね…? pic.twitter.com/TfYWser65n
投稿には、「うどんスープのCMは、実は東日本と西日本で違いがあります!料理が違うのは、すぐお分かりかと思いますが、よく見るといないメンバーがいますね…?」との文言が。
たしかに投稿に添付された2枚の画像を見比べると、登場するメンバーが違います。
東日本のメンバーは、きつね、たぬき、えびの天ぷら、月見の卵、牛のキャラクターで、西日本では牛の代わりに鍋焼きうどんが登場します。
なぜ東日本と西日本でCMを変えているのでしょうか。うどんスープを販売するヒガシマル醬油に聞いてみました。
担当者は「このCMは『うどんかぞえうた』といいますが、数えてはおらず、いろいろなうどんメニューの種類を楽しく歌っています」と話します。2011年から放送していて、当初は東西共通だったといいます。
ただ、「たぬき」は、東日本では「揚げ玉」を示すことが一般的ですが、西日本では「油揚げの入ったそば」 や 「あんかけうどん」 のことを指すことがあるなど、同じメニューの名前でも呼び名が違うため、西日本バージョンはその後すぐに「鍋焼きうどん」に変更したといいます。
CMに登場するキャラクターは、うどんに入れる一般的な具材例を想定していて、このキャラクターにはちゃんと名前がついています。
東日本では、きつねの「コンちゃん」、たぬきの「ポン子ちゃん」、えびの天ぷらの「えび代さん」、卵の「つき美ちゃん」、牛の「マツザカくん」の順で出てきます。
西日本では「コンちゃん」、「つき美ちゃん」、「えび代さん」、「マツザカくん」、たぬきのポン子ちゃんの代わりに鍋焼きうどんの「ナベさん」が出てきます。
歌詞も、東日本は「きつね、たぬき、天ぷら、月見、お肉、ヒガシマル…」から始まるのに対し、西日本は「きつね、月見、天ぷら、お肉、鍋焼き、ヒガシマル…」の順番です。
この東日本と西日本版のCMは、宮城、福島、関東、東海3県、静岡、近畿、中国、四国、九州(沖縄を除く)で放送されています。
テレビ局の放送エリアに影響されるため、どの地域でどのCMが流れているのか明確には分けられないそうですが、担当者は「大きく分けると愛知以東のエリアは東日本版、それより西は西日本版を放送しています。それぞれ見る機会があれば、違いを楽しんでみてください」と話しています。
1/20枚