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ネットの話題

「ついにストロー自体やめちゃった」 マクドナルドに真意を聞いた

マクドナルド
マクドナルド 出典: Getty Images

目次

紙ストローの導入などで、たびたび話題になっているマクドナルド。先日、SNSで「ついにストロー自体をやめちゃった」という投稿が話題になりました。本当なのか、取材をしました。

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「地球環境のためにご理解を」

日本マクドナルドによると、プラスチック削減のため紙ストローを導入したのは2022年10月。それ以降、SNSではたびたび、「紙ストロー」の使い心地について、賛否が出ていました。

そんななか、今年7月になって、Xでは「ついにストローまでなくなった」という投稿が相次ぎました。

SNSに投稿されている画像を見ると、マクドナルド店頭で渡されたとみられる名刺サイズの説明書きに「2024年7月3日からコールドドリンクは順次、ストローなしで飲めるフタでご提供します」「地球環境のために、みなさまのご理解とご協力をお願いいたします」とあります。

SNSでは《みんなが紙ストローにあれこれ言うから、ついにストロー自体やめちゃったじゃん》《確かにこれが一番根本的な解決になってる気がする》《これはこれで氷が口に入ってきて微妙》などの意見が出ました。

「テスト導入中」

日本マクドナルドに取材したところ、ストローなしで飲めるフタは「ストローレスリッド」と呼ばれるもの。「埼玉県内の一部の店舗」で、7月3日から順次「導入をテストしている」ところだそうです。

試験導入されているフタは「100%リサイクルペット素材」とのこと。どんなフタなのか聞いてみましたが「テスト導入中のため詳細な回答は控えさせていただきます」。

あくまで「テスト導入中」とのことで、ほかの店舗では、これまで同様に紙ストローでの提供を続けているそうです。

評判が良くなかったから紙ストロー自体をやめてしまうのでしょうか?

この質問には「紙ストローに関しては、様々なご意見があることは認識しております」と言及を避けましたが、現在も紙ストローでの提供を原則としつつ「お声がけ頂ければ、プラスチック製のストローを提供させていただいております」と〝脱プラ〟の過渡期を柔軟に対応しているようです。

2025年末までには

日本では2022年4月に「プラスチック資源循環促進法」が施行されて、コンビニなどの小売業や飲食サービス業などに使い捨てプラ製品の削減を義務づけています。

日本マクドナルドは、2022年10月から紙ストローと木製カトラリーの提供を始め、23年12月にはサイドサラダの容器を紙製に変更しました。

ストローとカトラリー、サラダの容器の変更によって、削減されるプラスチックは「合計年間1350トン」と見込んでいます。

すでに子ども用のおもちゃがついた「ハッピーセット」も一部で紙のおもちゃやバイオプラスチック素材にするなどを進めています。

2025年末までには「提供用の容器包装を再生可能な素材、リサイクル素材または認証された素材に変更する」という目標を掲げており、試験導入されている「ストローレスリッド」が当たり前になる日も、そう遠くはなさそうです。

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