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暑いのに「冷やすな」妊婦へ〝余計なアドバイス〟に専門家「やめて」

妊婦は熱中症になりやすく、注意が必要だが……。※画像はイメージ
妊婦は熱中症になりやすく、注意が必要だが……。※画像はイメージ 出典: Getty Images
熱中症警戒アラートが発表されるなど、夏の暑さが本格化する中、妊婦への「冷やすな」「温めろ」とするアドバイスで熱中症になるリスクがあるとして、産婦人科医が注意喚起をしています。どんなことに注意すればいいのか、取材しました。(朝日新聞デジタル企画報道部・朽木誠一郎)

妊婦は熱中症になりやすい

<本当に命に関わるからテキトーなこと妊婦さんに言うのやめてもらえませんか><妊婦さんは、冷やすなばかり言われるけど、のぼせるのもダメ>

7月4日、産婦人科医の宋美玄( @mihyonsong )さんによるそんな注意喚起が、X(旧Twitter)で注目されました。

妊婦に対してはよく、冷えを防ぐ、いわゆる“冷えとり”が勧められます。しかし、その中には科学的根拠が強くない、民間療法に近いものもあり、注意が必要です。

特に夏場、無理をして体を温めようとすれば、当然、熱中症になるおそれがあります。宋さんが今回の注意喚起をしたのも「この時期に『妊婦はレッグウォーマーをしろ』『首という首を温めろ』と職場でアドバイスされた、という当事者の声を聞いたから」ということでした。

「妊娠中は基礎代謝が上がり体温が高くなりやすく、胎児への血液循環が増えて母体が脱水を起こしやすい状態。さらに、つわりの時期は水分を摂りにくくなることもあるので、熱中症のリスクが高いのです」

妊婦が熱中症になることで、母体だけでなく、胎児の命もおびやかされます。一方で、「妊婦に冷えはNG」と思い込んだ周囲により、前述したような、余計なアドバイスがなされることもあるとします。

「お腹の中の赤ちゃんは自分で体温を調節できないので、お母さんの体温の変化が強く影響します。よく知らないのに、“温め”一辺倒でアドバイスするのはやめてほしいです」

その上で、妊婦やその周囲の人に「妊婦さんはなるべく高温の環境は避けて熱中症を予防しましょう」「発汗量に応じてしっかり水分・塩分を摂ってください」と呼びかけました。
 

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