マンガ
「成長しなきゃ」ワーママを追い詰める状況 すぐには変わらなくても
産休前に比べて評価が下がり、落ち込んでいたナナセ。「マミートラックにはのるまい」と思っていたのに――。マンガ「夫は成長教に入信している」を描いた紀野しずくさん(原作)・北見雨氷さん(作画)が、子育てしながら働く女性「ワーママ」を主人公に、「〝ワーママ〟は成長教に入信している」を描きました。4回連載の最終回です。
産休前に比べて査定が落ちてしまい、同僚からも「配慮させてもらった上に昇格させてほしいって?」と言われてしまった秋野ナナセ。
「マミートラックには乗るまい」と自分を鼓舞し、育休中にリスキリングに取り組み、仕事を持ち帰って頑張っていたのに……と落ち込みます。
自動販売機の前で上司とすれ違うと、「何飲むの?」と言ってあたたかい飲み物をごちそうしてもらいます。
上司は「お母さんやりながら会社員は大変だろう。すぐには結果が出ないかもしれないが、くじけなさんなよ」と言って去っていきます。
席に戻ると、「今度ランチに行こう」とメッセージが書かれたお菓子が。同僚も、落ち込んだナナセを心配してくれていたようでした。
その日、保育園へ迎えにいくと、満面の笑みになった娘のココロが抱きついてきました。
大丈夫、認めてくれる人はいる――。そう感じ、少しホッとしたナナセなのでした。
マンガ「ワーママは成長教に入信している」原作者の紀野しずくさんは、次のように語ります。
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