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コーヒーを耳でも味わう? スタバで落語「喫茶みどり」開演の狙いは
なぜスターバックスで落語なのかを取材しました
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なぜスターバックスで落語なのかを取材しました
東京都目黒区にある「スターバックス リザーブ ロースタリー 東京」で18日から1週間、落語イベントが開催されます。なぜスターバックスで落語なのかを取材しました。
日本のスターバックスで唯一、焙煎機を併設している「ロースタリー 東京」。
コーヒーだけでなく、ティーやコーヒーカクテルを提供するバー、イタリアンベーカリーもあります。
世界5番目のロースタリーとして開業し、今年2月で5周年を迎えました。
そんな場所で18~20日、22~24日に開催されるのが「スターバックス ロースタリー座」です。
コラボするのは、22歳の若き落語家・桂枝之進さん。
桂文枝一門に所属し、Z世代向けに落語文化の継承を目指すクリエイティブチーム「Z落語」を主宰。
コーヒーを題材に書き下ろした新作落語「喫茶みどり」を披露します。
なぜ、スターバックスで落語なのか?
「5周年記念プロモーションの『5感と、コーヒー。』のコンセプトのもと、コーヒーを味や香りだけではなく、『耳でも味わう』まったく新しい体験を目指しました」
そう話すのは、ロースタリー 東京のゼネラルマネージャー・菅原俊英さんです。
ユーモアや独特の味わいある表現で、人々の文化を描き続けてきたストーリーテリングカルチャーとしての落語。
新作落語を創作して披露することで、コーヒーを目でも耳でも楽しむことができるのでは、と企画したそうです。
枝之進さんに依頼した理由については、こう説明します。
「400年続く伝統を守りながらも、屋形船やクラブイベントと落語を掛け合わせるなど、手法を大胆に変革していく姿勢がロースタリー 東京が目指す姿勢と重なると感じたからです」
「喫茶みどり」に登場するのは、中学校の職業体験で喫茶みどりを訪れた木下くん。
コーヒーへのこだわりが強すぎる個性的なマスターと出会い、独自の世界へと引き込まれていく物語です。
「たびたびロースタリー 東京を訪れていたのですが、まさかここで落語を一から作るとは、ビックリしました」と枝之進さん。
創作するにあたって、ロースタリー 東京のパートナー(従業員)やコーヒースペシャリストたちと約半年にわたって対話。
バリスタとして大切にしている想いや、コーヒーを抽出する所作、味わいを確かめるためのテイスティングの仕草などを教わったそうです。
先月中旬、ロースタリー座の予約を開始したところ、わずか3時間で140席が満席に。
期間中は立ち見エリアも設置予定で、若干名であれば予約なしでも案内できるそうですが、多数の場合は整理券配布や抽選を予定しているとのことです。
見どころ、聞きどころについて、菅原さんはこう話します。
「蕎麦やうどんをすすったり、お酒を飲んだり、食事を美味しそうに楽しむ仕草が落語の特長ですが、今回の落語でもコーヒーをすする仕草が登場します。手元にないのに思わずコーヒーを飲みたくなるような感覚を楽しんでいただいた上で、ロースタリー 東京が誇るこだわりのコーヒーを五感で味わっていただければ嬉しいです」
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