ネットの話題
本のようにめくれる食パン 27層を重ねたクロワッサン生地の新食感
開発の経緯を取材しました
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開発の経緯を取材しました
クロワッサン生地を重ねて焼くことで本のようにめくって楽しめる「めくるクロワッサン食パン リーヴル」が発売されました。開発の経緯を取材しました。
ロイヤルパインズホテル浦和で11月中旬から販売している「めくるクロワッサン食パン リーヴル」。
国産小麦をベースに北海道産発酵バターを使ったクロワッサン生地を27層に折り重ねて製造。
パンの中にバランスよく空気を含ませることで、小麦とバターの香りを引き立てているそうです。
食パンを1枚ずつめくって楽しむことができることから、フランス語で「本」を意味するリーヴルと命名。
税込み1100円で1日8本限定で販売したところ、開店直後に売り切れるほど人気に。
パン型を追加購入し、生産工程を調整したことで1日40本に増産したといいます。
「パンの層はやわらかくくっついているので、縦から切てもお召し上がりいただけます、ぜひ切り方による食感や風味の違いもお楽しみください」
そう話すのは、ソラーレホテルズ&リゾーツのチェーンホテルマーケティング担当・福冨誠さんです。
商品開発ミーティングで社長から「クロワッサンと食パンを組み合わせた新しいタイプのパンが出来ないか」と提案があり開発。
ロイヤルパインズホテル浦和のチーフブーランジェ・内田健介さんが試作を重ねて完成させたそうです。
作り方は、パン型の中にクロワッサン生地を1枚ずつ層のように重ねて焼き上げます。
小麦とバターの風味、きれいにめくれる薄さを追求した結果、27層が最もおいしいとの結論に。
「おいしくきれいにめくれる薄さと、美しく香ばしい焼き色の調整に多くの時間を費やしました」(福冨さん)
期間限定商品というわけではなく、定番商品として楽しんでもらうことを目指しているというリーヴル。
「郵送できないか」「全国のチェーンホテルでの販売予定はあるか」といった問い合わせがあるそうですが、現時点では予定していないそうです。
オススメの食べ方は「まずはそのまま1枚めくってお召し上がりください。お好みの具材を巻いて食べることが出来る点も特徴の一つです」。
SNS上には、実際に購入した人から新しい食べ方の提案も寄せられているそうで、「ぜひ、お客様それぞれお好みの食べ方を見つけてください」とのことでした。
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