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一夜にしてカフェが消え、臨時改札に! 二子玉川駅の花火大会対応
取り組みの経緯について東急電鉄を取材しました
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取り組みの経緯について東急電鉄を取材しました
花火大会の当日だけカフェなくなって臨時改札になってる――。先月21日、二子玉川駅(東京都世田谷区)でそんな出来事があり、SNS上でも話題になりました。この取り組みの経緯について東急電鉄を取材しました。
二子玉川駅の改札脇にある「NICOTAMA DAYS CAFE」
公式ページによると、「理想の日常」をコンセプトとした客席70席のカフェです。
そんなカフェが先月21日に突然なくなって、臨時改札になりました。
なくなったと言っても、閉店したわけではありません。
近隣で開催される花火大会で乗降客が増えるのに対応するため休業し、臨時改札が設置されたのです。
休業は当日のみで、翌日からは何事もなかったかのように通常通り営業していました。
SNS上では「すごい力業」「東急の本気」といったコメントが寄せられ、注目を集めました。
「カフェは臨時改札を想定して作られており、可動出来る仕様としております」
そう話すのは、東急電鉄広報CS課の奥野裕真さんです。
NICOTAMA DAYS CAFEを運営しているのは、同じ東急グループの東急グルメフロント。
まずは花火大会前日の営業終了後、椅子や机をあらかじめお店の方で移動してもらいます。
終電後、東急電鉄工務部が養生作業などを行い、翌朝に電気部が電源や配線を準備。
花火大会当日の14時ごろには設置が完了したといいます。
「改札機の設置箇所は駅構内の敷地です。店舗内についてはあくまでも通路として運用してます」
花火大会に合わせて20年以上前から実施されているという臨時改札の取り組み。
話題になったことについてはこう話します。
「当日は多くの方が駅をご利用になり、入場制限や交通制限でご不便もおかけしましたが、今後も安全・安心な大花火大会を開催するため、ご理解とご協力を頂けますと幸いです」
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