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イカとタコ「墨」の違いが一目瞭然 水族館の展示がナイスアイデア

設置の経緯について取材しました

イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示
イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示 出典: 鶴岡市立加茂水族館提供

目次

 イカとタコの「墨」の違いについて説明した鶴岡市立加茂水族館(山形県)の展示がSNS上で注目を集めています。設置の経緯について取材しました。

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クラゲドリームシアター
クラゲドリームシアター 出典: 鶴岡市立加茂水族館提供

加茂水族館にあります


 館内にクラゲの研究所があり、クラゲの展示種類数が世界一の加茂水族館。

 直径5mの水槽「クラゲドリームシアター」には、1万匹以上のミズクラゲを展示しています。

 そんな水族館の魚類展示コーナーの壁面に、こんなQ&Aが貼ってあります。

 Q:イカ墨とタコ墨、何が違うの?

 A:同じ墨でも使い方が違うよ

 イカもタコも外敵から身を守るために使う墨ですが、イカは「塊状に墨を吐き、分身のように見せかける間に退散」、タコは「煙幕のように広がる墨を吐き、敵の視界を遮る間に退散」と使い方が違います。

 また、タコ墨は滲んで書きにくいようです。鉛筆がない時にはイカ墨がおすすめです。


 その下には、実際にイカ墨を使って書いた「イカ墨」の文字と、タコ墨を使って書いた「タコ墨」の文字が。

 イカ墨の方は墨汁と変わらない見た目ですが、タコ墨の方は文字の一部が滲んでいます。

 この展示がSNS上で紹介されると「ひと目でわかる」「へぇー面白い」といったコメントが寄せられています。

イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示
イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示 出典: 鶴岡市立加茂水族館提供
イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示(右の壁面)
イカとタコの「墨」の違いについて説明した展示(右の壁面) 出典: 鶴岡市立加茂水族館提供

飼育員に聞きました


 「数年前からある展示で、書道が得意な飼育員が書いたものです」

 そう話すのは魚類担当飼育員の後藤亮太さんです。

 死んでしまったイカとタコから墨袋を取り出して、その墨を使って書いた文字だそうです。

 ちなみに現在、この貼り紙付近にはイカもタコも展示されていないとのこと。

 少し離れたところでマダコを飼育していて、秋になればアオリイカも展示予定だそうです

 話題になったことについてはこう話します。

 「イカが展示されたらぜひ、イカとタコの違いについて水族館で見比べてもらいたいです。きっといろんな発見があると思います」

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