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水筒に入れておくと危険?さびる?「絶対入れてはいけないもの」とは
スポーツ飲料も注意が必要、その理由は…
こまめな水分補給が欠かせない季節。エコ意識の高まりから、水筒(マイボトル)を持ち歩く人も多いのではないでしょうか? しかし、金属製の水筒の一部には「絶対に入れてはいけないもの」があるというのです。水筒やタンブラーなどを企画・販売する会社に注意事項を聞きました。
和平フレイズのツイッターアカウント(@waheifreiz)では、たびたび自社製品の使い方に関する注意喚起を発信しています。6月、水筒に入れてはいけないものを発信すると、「知らなかった」「水筒に入れたらあかんもの、けっこう多いな」「気をつけよう」という声が寄せられました。
担当者は「水筒が手放せない時期になったので、未然に防げたらいいなと思って取り扱い説明書の部分をツイートしました」と話します。
牛乳や乳飲料、ジュースは、飲み終わった後すぐに容器を洗えればいいのですが、販売元としては個人の感覚の違いも考慮して注意喚起をしているそうです。
「『すぐに洗ってください』といっても、『すぐ』の認識は個人によって違います。『これくらいなら大丈夫じゃない?』と考える人もいるので、一律にNGとなっています」
ツイートを見たユーザーからは、「スポーツドリンクはいいの?」という質問も寄せられました。
担当者によるとスポーツドリンクは入れても大丈夫ですが、「その日のうちに中性洗剤でよく洗い、乾燥させてから保管してほしい」といいます。
スポーツドリンクには塩分や糖分をはじめ、様々なミネラル成分が含まれているため、手入れが不十分だった場合「カビやサビの原因となる」そうです。すぐに洗えない場合は、水ですすいでおくことで防げるといいます。タンブラーの場合も同様です。
水筒の内部が傷付いているかどうかは外側からはなかなか分かりませんが、どういったときに買い替えるといいのでしょうか?
担当者は「内面がさびてしまったり、キャップの部分が壊れてしまったりしたときは買い替えをオススメします」と話します。
「本体を落としてしまうとへこんだり、傷が付いたりします。見た目で分からなくても、真空断熱の部分が破損しているかもしれません。その場合も買い替えをしてください」
「真空断熱構造」に影響すると保温(保冷)ができなくなってしまうため、丁寧に扱うよう注意が必要です。
保温(保冷)効果が失われていないかどうかは、次の方法で調べられると説明します。
「水筒に熱湯を入れて、約5分後に下側面を触ってみて熱かったら保温機能がなくなっている状態です。熱湯の代わりに氷水を入れて、冷たさが伝わっていたり、結露したりする場合も真空構造が失われています」
本体に問題はなく、パッキンの劣化やキャップの破損があった場合は、部品の販売もしているそうです。「水筒は1年を目安に点検して、異常があれば部品交換をお願いします」と呼びかけています。
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