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コープヌードル、既視感の理由は… 日清との共同開発で来年30周年

開発の経緯を聞きました

CO・OP コープヌードルしょうゆ
CO・OP コープヌードルしょうゆ 出典: 日本生協連提供

目次

 世界的ロングセラーのカップ麺によく似た「コープヌードル(CO・OP NOODLE)」。実は日本生協連と日清食品の共同開発商品で、来年で発売30周年を迎えるロングセラーです。開発の経緯を聞きました。

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2001年10月のパッケージ
2001年10月のパッケージ 出典: 日本生協連提供

発売は1994年


 1994年に生協のプライベートブランド商品として誕生した「CO・OP コープヌードルしょうゆ」。

 コシとつるみのある麺と、すっきりとした中にもコクのあるスープの組み合わせで、子どもからお年寄りまで食べやすく仕上げてあります。

 味はしょうゆ以外にもシーフードやカレーなどがあり、6月時点で全7種をラインナップ。

 すでに終売となった「香味ねぎみそ」や「酸辣湯(サンラータン)」なども含めると全18種があり、累計販売数は4億食を超えています。

全7種のラインナップ。左からしょうゆ、みそ、シーフード、カレー、白ごま担々麺、海鮮キムチ、トマト&チーズ味
全7種のラインナップ。左からしょうゆ、みそ、シーフード、カレー、白ごま担々麺、海鮮キムチ、トマト&チーズ味 出典: 日本生協連提供

白石さんに聞きました


 「みなさまご存じの通り、日清食品が開発した即席カップ麺は爆発的な人気から全国に広まり、世界中で利用される商品になっています。当時、コープでもその味を組合員に提供したいという思いから、日清食品と共同開発を行って誕生しました」

 そう話すのは日本生協連広報部の白石昌則さん。

 「生協の白石さん」として話題になり、書籍化もされたあの白石さんです。

 大学生協から日本生協連に移籍した白石さんが担当者に聞き取り、商品の歴史について調べて回答してくれました。

CO・OP コープヌードルしょうゆのパッケージの変遷
CO・OP コープヌードルしょうゆのパッケージの変遷 出典: 日本生協連提供

リニューアルを経て


 共同開発の決め手は、即席カップ麺を次々と開発してきた実績や、こだわりの味を製品化できる確かな技術。

 そして、コープ商品の根幹となる「安全・安心」な商品を届けるための品質管理レベルを備えている点だったといいいます。

 デザインについては「コープヌードルらしさが伝わるデザインを日本生協連と日清食品のデザイン部門で考え、今のデザインになりました」とのこと。

 日清食品との共同開発と聞いて、パッケージが似ていることにも納得です。

 リニューアルを経て徐々にデザインは変化してきましたが、広く認知されている商品名は変えることなく継承してきたといいます。

オススメのアレンジは

左から「しょうゆ味 × レモン・コショウ」「トマトチーズ味 × スライスチーズ」「シーフード味 × 韓国のり(ごま油)」
左から「しょうゆ味 × レモン・コショウ」「トマトチーズ味 × スライスチーズ」「シーフード味 × 韓国のり(ごま油)」 出典: 日本生協連提供


 「ちょい足し」で自分好みの味にアレンジするのもありで、こんな組み合わせがオススメだそうです。

 ・しょうゆ味 × レモン・コショウ

 ・トマトチーズ味 × スライスチーズ

 ・シーフード味 × 韓国のり(ごま油)

 来年で発売30周年を迎えるコープヌードル。

 特に入れ替わりの激しい即席カップ麺で、ここまで継続している商品は珍しいといいます。

 「30周年を迎えるにあたり、コープヌードルファンを増やすための特別な1年になるような企画を日本生協連と日清食品で検討中です。これから何度も周年記念を迎えられるように大切に育てていきますので、今後ともよろしくお願いいたします」

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