MENU CLOSE

ネットの話題

「551の豚まん」令和5年5月1日だけの紙袋 実施の経緯を聞いた

令和5年5月1日を「551の日」として実施したという取り組みについて取材しました

5月1日限定で配布した紙袋
5月1日限定で配布した紙袋 出典: 蓬莱提供

目次

 「551の豚まん」で知られる蓬莱(大阪市)が5月1日限定で配布した紙袋がネット上で注目を集めました。令和5年5月1日を「551の日」として実施したという取り組みについて取材しました。

【PR】「あの時、学校でR-1飲んでたね」
豚まん
豚まん 出典: 蓬莱提供

551の意味するものは


 甘いタマネギとジューシーな豚肉の組み合わせが絶妙な551HORAIの豚まん。

 そもそも551とは何を意味しているのか?

 蓬莱のホームページを見ると、こう説明されています。

 羅邦強(蓬莱の創業者)は、自分の店を、もっとお客様に親しみやすく、覚えて頂きやすくするために、何か良いアイデアがないかを考えていました。しかし、なかなか良い案は浮かびませんでした……。

 ある日、一息入れようとタバコに手を伸ばしたときにひらめいたのです!!

 その頃、羅邦強は外国産の555(スリーファイブ)というタバコを吸っていました。その数字が目に飛び込んできたのです。

 漢字やカナ文字は中国や日本でしか通用しません。また、横文字はその当時の日本人にはまだまだ馴染みがないものでした。しかし、数字なら覚えやすいし、万国共通です。

 また、その当時の本店の電話番号が64-551番であったこともあり、「味もサービスもここがいちばんを目指そう!」(ここ=55、いち=1)という意味を込めて、551HORAIの名前が生まれたのです。
こちらは通常の紙袋
こちらは通常の紙袋 出典: 蓬莱提供

ツイッターで話題に


 そんな蓬莱の店舗で商品を購入した際に手渡される「551HORAI」と書かれた紙袋。

 令和5年5月1日の1日限定で「HORAI」の部分が「令和年月日」となっていました。

 これに気づいた人がツイッターで紹介すると「これは欲しかった」「なかなか粋な計らいですね」といったコメントが寄せられ、注目を集めました。

 「昨年冬ごろから考えてきたアイデアを、令和5年5月1日の551の日に実施しました」

 そう話すのは蓬莱の広報担当者です。

比較するとこんな感じです
比較するとこんな感じです 出典: 蓬莱提供

蓬莱に聞きました


 紙袋についてはこれまで、消防や警察などとコラボしたことも。

 2021年には「海の110番」である118番をPRしようと、第5管区海上保安本部とコラボ。

 5管からは「紙袋の『551』を『118』に変えて」というお願いもあったそうですが、さすがに実現しなかったそうです。

 「551の日」に関しては、前回の平成5年5月1日は紙袋ではなくシールを制作して配布したといいます。

 「あくまで実施するのは和暦の時のみです。西暦の末尾が5の時には実施していません」

 今回の紙袋が話題になったことについては、こう話します。

 「告知もしていない中で、こんなに話題にしていただけて非常にありがたいです」

関連記事

PR記事

新着記事

CLOSE

Q 取材リクエストする

取材にご協力頂ける場合はメールアドレスをご記入ください
編集部からご連絡させていただくことがございます