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小学3年が考案「あし屋さん」、どんな店? 「足ごと売るのは奇抜」

あし屋さんオープン

「あし屋さんオープン」=堀道広さんのツイッターから
「あし屋さんオープン」=堀道広さんのツイッターから 出典: 堀道広さんのツイッター(@ookinaosewa)

目次

爪に綺麗な色がついた、「足」がたくさん並ぶ「あし屋」さん――。作ったのは小学3年生の女の子。創作を仕事にする両親を持つ、堀麦ちゃん(9)に話を聞きました。

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「ひとつくださいなー」

《娘が自作の「あし」を売る店「あし屋さん」がなんか斬新だった。(1つ10円)》

こんな文言と共に漫画家の堀道広さんがツイッターに投稿した写真には、ペディキュアが綺麗に塗られた「足」、「足」、「足」――。
投稿には「ひとつくださいなー」「発想が天才」などのコメントが付きました。

この「あし屋」さんが生まれたきっかけについて、堀さんと堀さんの妻でイラストレーターの山元かえさん、娘の麦ちゃんに話を聞きました。

画材はプレゼントの「コピック」

麦ちゃんがこの作品を思いついたのは、テレビで「足にマニキュアを塗っているところを見た」のがきっかけ。「足にかわいいマニキュアを塗りたくて」、平日の夜を使って、お店屋さんを作ったそう。
堀さんは「足ごと売るっていうのが奇抜だなと思った」と笑います。

「商品」のこだわりについて麦ちゃんは、「色んな色を使って虹みたいにしてみた」と話します。

その「色んな色」は、昨年末の誕生日にもらった50色ほどある「コピック」を使っています。堀さんは「大人だと、インクがもったいなくて『無駄打ち』しないようにしちゃう。でも、そんなことを考えずに塗りたいだけ塗れるのはうらやましいなと思う」と話します。

「#mugiの絵」、投稿する理由

堀さんと山元さんは、子どもらしい作風が、とても貴重だと感じています。

普段から、絵を描いたり、紙コップなどを使って製作をしたりするのが好きな麦ちゃん。山元さんは、自身のインスタグラムで、「かわいい」と思った麦ちゃんの作品を「#mugiの絵」として投稿しています。

「絵って、ちょっとやったらすぐに上手くなってしまうので、そのときにしか描けないものもある。柔らかい頭で描いている絵は残しておきたいなと思っています」と山元さん。

堀さんも「似顔絵とかも、最初はうまくなかったのがうまくなっちゃう。つまんないなと思うこともある」と同意します。

「さかなランド」。麦ちゃんの作品=堀さん提供
「さかなランド」。麦ちゃんの作品=堀さん提供

子どもの絵が「お手本」の両親

イラストを描く仕事をしている堀さんと山元さん。その作風は共に「下手うま」(堀さん)。

「子どもの絵がお手本になっているところもある」といい、「(麦ちゃんの絵は)絵のおもしろさを感じさせてくれます。練ったかわいさではなく、無意識のかわいさ。大人だと失ってしまうところがあるので、すごいなと思っています」と堀さんは話します。

麦ちゃんの次なる創作の題材は、「動物屋さん」と「パンのお話」。

両親の絵については、こんな風に感じているそうです。

「パパのはおもしろいなと思う。ママのは、かわいい」

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