連載
#54 どうぶつ同好会
カブトガニが通りま~す 甲羅に乗ったり、追いかけたり…意外と活発
撮影した飼育員に話を聞きました
カブトガニって意外と活発に動くんだ……。そんな様子を収めた動画が注目を集めています。撮影した飼育員に話を聞きました。
カブトガニ通りま〜す pic.twitter.com/GWQYjVvVlL
— すさみ町立エビとカニの水族館 (@ebikaniaquarium) January 12, 2023
和歌山県すさみ町にある「すさみ町立エビとカニの水族館」。
世界中から集めたエビとカニを中心に、ウミガメや地元で採集された魚などを展示しています。
そんな水族館では「アメリカカブトガニ」を10匹飼育しており、繁殖にも成功しています。
今月12日、水族館のツイッターアカウントが「カブトガニが通りま~す」というタイトルで19秒の動画を公開。
画面左から右に向かって移動するカブトガニが映っていますが、途中で反対側からもう1匹が現れます。
すると、左から来ていたカブトガニは、右から来ていた個体の甲羅の上へ。
右から来ていた個体がそのまま進み始めると、甲羅から降りて今度は追っかけるようにして反対側へ移動していきます。
「生きた化石」とも呼ばれるカブトガニの、予想以上に活発な様子が収められたこの動画。
「追うんかい」「可愛すぎる」といったコメントが寄せられ、いいねは4万を超えています。
「朝に水槽の前を通って『元気だな』と思って撮影しました」
そう話すのは、飼育員の千田茜さんです。
普段は砂に潜っていることが多いというカブトガニ。
今回登場している2匹は、比較的年齢が若い個体ということもあって活発に動いていたようです。
当初は1匹が動いている様子を撮るつもりでしたが、思いがけず反対側からもう1匹が登場。
甲羅に乗ったり、方向転換したりと、思っていた以上の内容になったといいます。
たくさんの反響が寄せられたことについてはこう話します。
「甲羅の内側を見てグロテスクだと思う方もいらっしゃるかもしれませんが、この動画でカブトガニの可愛さが伝わればうれしいです」
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